PHILOSOPHY 英の家づくり

PHILOSOPHY

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    MATERIAL
  • 2
    SKILL
  • 3
    DESIGN / METHOD
  • 4
    SUPPORT
唯一無二の素材を。
唯一無二の素材を。

自然素材の中で、家の大部分を占めるのが、「木材」です。 日本人の家づくりには木が欠かせません。
木造建築には、縄文時代からの長い歴史があり、現代でも木が使われ続けているのには理由があるのです。

木や土の自然素材は、ぬくもりや味わい、見た目や匂いの快適さと癒し効果があり、
心身の健康を考えるうえで大きなメリットがあります。
「木材」は人間から出される“湿り気”や“臭い”を吸収してくれる唯一無二の素材なのです。

また、木材にも、野菜や魚のように“旬”があります。
伐採の時期が、とても大事です。お彼岸が過ぎてから、新芽が芽吹くまでの9月から3月の間に伐採した木が適しています。
この時期に切られた木材は、脂がのっているうえに、中身が詰まっており、ずしりと重く、一本一本の繊維が丈夫なのです。
かつては、9月から3月の間しか、伐採は行われてきませんでした。
“旬”から外れた木材は、ノコギリやノミを入れると一目瞭然です。
粘りがなくて軽く、中身がスカスカで、同じ木とは思えないくらいです。

そして、もうひとつ大切な「乾燥」があります。
乾燥には2つの方法があり、
「自然乾燥」は、丸太から角材に製材後、1年から2年かけてじっくり乾燥させます。
「人工乾燥」は、灯油などを使用し、熱して一気に乾燥させます。
お客様のご都合に合わせて、どちらの方法もできますが、 英 -HANABUSA- では「自然乾燥」をおすすめしています。
「自然乾燥」した材料は、脂ののり・艶・香り・硬さ・重さなどにおいて、良さが際立っています。

心地よく住まうには、木はとても素晴らしい素材ですが、木ばかりでは鬱陶しくなります。
適度に木を使い、適度に他の素材も使う。
その「バランス」は、お客様の暮らしたいスタイルによって変わります。

唯一無二の素材を。

日本が誇る木造建築の素晴らしい技術。
日本が誇る木造建築の
素晴らしい技術。

私は、木を使った手刻みの仕事にこだわりを持ってやっています。
一本一本の木の個性を感じ取りながら、墨付けをし、手で刻んで組み上げると、しっかりとした建物ができるからです。
それを、100~200年も前の先人達の仕事や、大工の師匠から学びました。

実は、真っ直ぐな木材というのは稀です。ですので、その木の癖を読んで組むのですが、
そうして建てられた建物は、緩みにくい、粘り強い、そして美しい建物になります。
だからこそ、古い良い建物は現在にまで伝わっています。私の建物もそうなるように、新しい技術と古き良き伝統を調和させながら、心を込めて刻んでいます。

建築工房 英 -HANABUSA- が作る家では、1棟(50坪)につき平均150か所に十文字の木組みを施しています。
その強靭な木組みの実力は、建前時の、まだ壁がない状態で良くわかるそうで、
鳶職人や瓦屋さんが施工の際に、「この家は、まったく揺れないね」と褒めてくださいます。
こうした伝統の技を用いることで、地震に強いのはもちろんのこと、
上・中・下と高さを変え、部材の大きさを変えながら、バランスよく梁を組み上げるので、
趣のある天井を演出することができ「構造の美」が生まれます。

日本が誇る木造建築の
素晴らしい技術。

心地よい住まいになるには。
心地よい住まいになるには。

お客さまの求めていることと、+αの私たちからのご提案、土地の条件と特性、気候風土を融合し、
「心地よい生活」を設計をさせていただいています。

特に大切にしていることは「窓」です。
移りゆく自然が窓から眺められ “自然の営みは外で変わらずに行われている” と目で見てわかると、心が安らぎ豊かになります。
英 -HANABUSA- はそんな窓からの景色、光、風の取り入れ方にも工夫を凝らし、日々の豊かな暮らしを大事にしています。

また、家づくりの楽しみの中に、室礼(しつらえ)というものがあります。
日本では季節ごとの慣わしと、そのための飾りを、長い間守り通してきました。
それは、三方(さんぼう)に盛られた、お正月の鏡餅に良く表れており、
シンプルで美しく緊張感のある、すばらしいものです。

私の事務所兼拙宅にも、室礼(しつらえ)があります。
この家に住み始めてから、長女が「お花を習いたい」と言い出し、玄関に花を活けてくれるようになりました。

以来、毎月娘たちが活けた花が玄関を彩ってくれます。

桃の節句にはお雛様を、七夕には願いを込めた短冊を、クリスマスにはツリーを、そんな使い方もしています。
家が暮らしを豊かにしてくれることを日々感じています。

心地よい住まいになるには。

お客様と共に。完成後も長いお付き合い。
お客様と共に。
完成後も長いお付き合い。

前述させていただいた通り、素材選びから設計、施工まで、全てを代表中村が腕の良い職人と共に手掛けます。
世代を渡り長い年月保つような仕事を実施しておりますが、万が一不具合があった場合でも、しっかりアフターフォローをさせていただいております。

家は一生のうちに何度も建てるものではないでしょう。
だからこそ楽しく前向きに、良い住宅を建てるため、家族が和となって携わって欲しいと考えます。
お客様家族と共に設計し、家を作りあげていくことが大事だと思います。

ご希望に合わせて、職人と一緒にご自身で塗装をすることも可能です。
最初は恐る恐るだったお客様が、みるみる上達し、塗料の染み込み具合を見ながら進められるといったプロ顔負けになることもあります。
自分の家を自分で手掛けている喜びや良い家にしたいという想いがそうさせるのだと感じます。

関わることで、住まいに愛着がわき、一緒に作り上げた喜びは、完成後もずっと宝物として心に残り、家を大事にしていただく礎となります。
その後のお客様ご自身でのメンテナンス力向上にも役立ちますし、コストダウンにもつながりますので、お客様家族の参加をお薦めしています。

お客様と共に。
完成後も長いお付き合い。

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